DTPの発祥はアメリカ

DTPとはデスクトップパブリッシングのことで、日本語では卓上出版を意味します。
書籍や、新聞などの編集作業にさいして、レイアウトや文字組みなどの割り付けなどの作業をコンピューターで行い印刷することを指しています。
DTP以前は熟練した職人による手作業で活字を組み印刷を行うのが一般的でしたが、コンピューターの普及によりそれらの作業を電子化する試みがなされました。
コンピューター上で作成、処理した内容と印刷の結果が一致しなければいけませんが、これを実現させる技術で「WYSIWIG(What You See Is What You Get=見たままが得られる)」というのがあります。

印刷とDTP

DTPの発祥地はアメリカです。
現在でのDTPはアメリカの3つの企業がその普及を支えてきたというふうにいわれています。
はじめにDTPのアプリケーションを開発したのはアルダス社でした。
ソフトウェアの名称は「PageMaker」で、動作環境を支えたのは、アップル社のMacintoshでした。
「PageMaker」はアドビ社の開発したページ記述言語によってWYSIWYGが実現されました。
これらのいきさつからDTPは普及をスタートし、三社の頭文字をとって「3A宣言」とよばれています。

印刷とDTP日本

DTPが考えられたアメリカでは、瞬く間に拡がり、活版をつかった印刷は廃れていきました。
しかし日本では少し普及するには事情が異なりました。
それは英語で使用する文字と比べ、日本語はひらがな、カタカナ、漢字を使い、基本的に扱う文字数に圧倒的な違いがあったからです。
そういった問題から、当初使えるフォントには限りがあり記憶容量の関係から、明朝体、ゴシック体それぞれで1書体しか使えなかったそうです。
しかし、コンピューター上で実際に出力される仕上がりに近いものがかくにん出来るという点から、グラフィックデザイナーの間では、地道に利用が拡まっていきました。